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「生産地研修会」開催、牧場就業推進事務局

2010年10月03日 19時38分

JRA札幌競馬場で9月18日、牧場就業推進事務局による生産地研修会が開かれ、7月28日にJRA東京競馬場で開催した「牧場で働こうフェアin東京競馬場」の開催報告や次年度に向けての意見交換が行われた。
同事務局はTTDA競走馬育成協会、JBBA日本軽種馬協会、JRHA日本競走馬協会、JRA日本中央競馬会の5団体で構成。2008年に発足し、生産・育成牧場の慢性的な人手不足を解消しようと業界を挙げて取り組んでいる。
生産地研修会は6月に続いて今年2回目。5団体の職員のほか、7月のフェアに参加した牧場や来年参加を検討している牧場関係者など約50名が出席した。
同事務局は今年5月、競走馬生産・育成牧場就業応援サイト「BOKUJOB」を開設。開設から約3カ月半で3万4313名(1日平均309名)のアクセスがあったと報告された。さらにアクセス数を伸ばすことが課題となることから、新コンテンツの追加、更新頻度の向上を目指すという。
7月の牧場就業フェアには大学生や高校生など603名が参加。ブースを出した17牧場には、延べ788名の来場があった。来場者の反応は「仕事内容が分かりやすかった」「新しい発見があった」「職場の雰囲気が分かった」と概ね好評。参加牧場からは「雰囲気が良かった」「初めてにしては大成功」「今後もやってほしい」といった声があった一方、「フェアの後、研修に来たが1日でいなくなった」「対応する時間がなく、準備不足を痛感した」などの不満や反省も出た。
今後は高校生へのアプローチ、開催時期や開催場所、インターンシップ制度の実施などの課題が浮き彫りに。事務局では「皆様の意見を聞いて、この取り組みをより充実させていきたい」としていた。

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