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アドマイヤオーラが優駿SSで種牡馬入り

2010年09月12日 18時44分

2008年のG2京都記念などを制したアドマイヤオーラ(牡6歳、父アグネスタキオン)が9月4日、来春から種牡馬として供用される新冠町の優駿スタリオンステーションに入厩した。
同馬は06年11月の新馬戦でデビュー勝ち。3戦目のG3シンザン記念でダイワスカーレットを退け重賞初制覇を飾った。続くG2弥生賞では2歳牡馬チャンピオンのドリームジャーニーらを一蹴して重賞連勝。クラシックのG1皐月賞は4着、G1ダービーは3着と敗れたが、4歳になるとG2京都記念でウオッカなど強豪を抑え、3つ目の重賞を手にした。通算成績は16戦4勝(うち海外1戦)。
9月2日付で競走馬登録を抹消された同馬は、宮城県の山元トレーニングセンターを経由し4日朝、同SSに到着。馬運車からゆっくりと新天地に足を踏み入れ、無事を確認したスタッフは安堵の表情を浮かべた。心配された長距離輸送の疲れもなく元気いっぱい。視察に訪れた牧場関係者の前でポーズをとり続け、タフなところを見せた。
昨年6月に急逝したアグネスタキオンの重賞ウイナーとしては、ディープスカイに続く後継種牡馬。母はJRA最優秀2歳牝馬のビワハイジで、半妹に桜花賞、オークスなどG1・4勝のブエナビスタ、半兄に人気種牡馬のアドマイヤジャパン(G3京成杯)がいる母系だけに、関係者の期待は大きい。
ニューフェイスと対面した同SSの山崎努主任は「強豪らと戦ってきただけあって、名前のとおり“オーラ”を感じますね。体高もあるので、身体に肉がつけば見栄えのする良い種牡馬になりそう。血統も筋金入りなので本当に楽しみ」と笑顔を見せていた。

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