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社台グループが“キングジョージ”優勝馬ハービンジャーを導入

2010年09月12日 18時44分

今年の英G1キングジョージ六世&クイーンエリザベスSを制したハービンジャー(牡4歳、父ダンシリ)を社台グループが購入し、来春から安平町の社台スタリオンステーションで供用することが明らかになった。
同馬は2006年生まれの英国産馬。昨年4月にデビューし、3戦目のG3ゴードンSで重賞初制覇を果たした。その後2戦は敗れたが、古馬になると本格化。G3ジョンポーターS、G3オーモンドS、G2ハードウィックSと重賞3連勝で臨んだ欧州上半期最強馬決定戦“キングジョージ”で、今年の英・愛ダービー馬らを相手にレース史上最大となる11馬身差をつけ、コースレコードで優勝した。
この歴史的圧勝により、ワールドサラブレッドランキングで歴代2位となるレイティング「135」を獲得。現役世界最強馬の称号を得ていた。今秋のG1凱旋門賞の大本命と目されていたが、8月7日の調教中に左前肢管骨を骨折。関係者の協議の結果、現役引退が発表されていた。競走成績は英9戦6勝。
父ダンシリは世界的大種牡馬デインヒルの後継。主な産駒には2006年の凱旋門賞でディープインパクトを破ったレイルリンクなどがいる。
購入金額は非公表で、シンジケートは組まれない予定。早ければ10月に来日するという。国内外の超一流種牡馬を数多く繋養する社台SSが輸入種牡馬を導入するのは、昨年のチチカステナンゴ以来2年ぶり。同SS事務局の徳武英介氏は「サンデーサイレンス系牝馬との配合も可能な、優秀な種牡馬。堅い馬場でレコード勝ちしたように日本向きだと思います。早く実馬に会いたいですね」とビッグネームの到着を楽しみにしていた。

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