新ひだか町のJBBA日本軽種馬協会静内種馬場に繋養されているバゴ(牡9歳、父ナシュワン)の初年度産駒が8月7日、英・ニューマーケット競馬場で行われた未勝利戦(ジュライコースメイドンS)で初勝利を挙げた。
勝ったのは白老町の社台コーポレーション白老ファーム生産のプレイト(牡3歳)。バゴの現役時代のオーナーだったニアルカス・ファミリーが2006年に種付けした4頭のうちの1頭で、08年8月に仏国へ輸出されていた。
バゴは、凱旋門賞、パリ大賞典、ガネー賞、ジャンプラ賞、クリテリウムアンテルナシオナルとG1・5勝を挙げた全欧3歳牡馬チャンピオン。06年に日本で種牡馬入りし、初年度産駒からオウケンサクラ(G3フラワーC)、ショウリュウ(南関東・ハイセイコー記念)などの重賞ウイナーを送り出す人気種牡馬として活躍している。
海外からの朗報にJBBA静内種馬場では「オーナーも愛馬の産駒での勝利に喜んでいることと思います。日本でも評価はうなぎ上り。これからますます楽しみです」と喜色満面。頼もしいパートナーを称えていた。