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「JBBA生産育成技術者研修」の体験入学会を実施

2010年08月20日 12時25分

JBBA日本軽種馬協会が行っている事業のひとつ「軽種馬生産育成技術者研修」の体験入学会が8月9、10日、新ひだか町のJBBA静内種馬場研修所で実施され、軽種馬業界への就業を考える高校生3名が参加した。
同研修は1990年に開講した、軽種馬に関する体系的な知識・技術及び騎乗技術を身につけるための研修。飼養管理・基本馬術・護蹄の実技、馬学、繁殖・育成、衛生・防疫学、軽種馬・畜産関係施設の見学などを通し、ホースマンとしての基礎を学んでいく。300名を超える卒業生は全国各地の軽種馬関連施設で従事。「馬づくりは人づくり」の言葉とおり、日夜“世界に通用する強い馬づくり”に励んでいる。
体験入学会の初日は同種馬場の施設や種牡馬を見て回ったほか、研修内容をまとめたビデオを視聴。夜は研修所に1泊し、今年4月から研修している32期生の話を聞いて研修への理解を深めた。2日目は早朝から厩舎作業を見学。先輩の説明を受けながら寝藁掃除も経験した。朝食後は32期生の騎乗実習を見学。開講からわずか4カ月で手綱を巧みに操る先輩の姿に目を奪われていた。その後には引き馬による乗馬も体験。32期生に導かれながら角馬場を1周した。
JBBA生産育成技術者研修の第33期研修は来年4月に開講。研修生の募集はすでに8月2日から始まっている。研修期間は2011年4月5日から12年3月16日までの約1年間。募集人員は12名で、応募資格は入講時25歳以下、研修修了後、軽種馬生産育成に3年以上就労すること、となっている。問い合わせはJBBA静内種馬場研修課(℡.0146-46-2845 http://jbba.jp/)まで。山口直人研修課長は「今年の研修生のほとんどが未経験者でしたが、馬に跨る姿が様になってきました。研修では騎乗技術のほか、団体生活を通じて社会人としてのモラルも身についていきます。やる気のある若者に来てほしいですね」と話している。

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