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種牡馬パラダイスクリークが日高町へ移動

2010年08月20日 12時25分

新ひだか町のアロースタッドに繋養されていたパラダイスクリーク(牡21歳、父アイリッシュリヴァー)が8月7日、日高町の前川義則氏の牧場へ移動した。来シーズンも同牧場で種牡馬として供用される。
同馬は1991年に米国でデビュー勝ち。3歳になるとハリウッドダービーを制してG1ウイナーとなった。94年の5歳時に本格化し、G1アーリントンミリオン、G1ワシントンD.C.国際S、G1マンハッタンSなどを制覇。G1ジャパンCにも出走し、マーベラスクラウンのハナ差2着と健闘した。その活躍が認められ、この年の米芝牡馬チャンピオンのタイトルを受賞。米日通算25戦14勝の成績を残した。
現役引退後の95年に総額6億1600万円(1口1120万円×55株)のシンジケートが組まれ、アロースタッドで種牡馬入り。これまでにテイエムプリキュア(G1阪神ジュベナイルフィリーズ)、カネツフルーヴ(G1帝王賞)、ニホンピロスワン(G2ローズS)、ニシノハナグルマ(G2フローラS)といった多くの重賞ウイナーを送り出した。
距離の長短、芝・ダートを問わない産駒成績が持ち味の万能型種牡馬として活躍していたが、シンジケートが解散した2009年に種付頭数が激減。21歳の高齢も考慮され、退厩が決まった。今年の種付頭数は8頭だった。
同スタッドでは「長い間よく頑張ってくれました。これからも元気に過ごしてほしい」としんみり。16シーズンに渡り苦楽をともにした愛馬の再出発にエールを送っていた。

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