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米G勝ち馬バトルプランがアローSに到着

2010年08月12日 19時48分

米GⅡニューオーリンズHの勝ち馬で、(株)ジェイエスが導入した新種牡馬バトルプラン(牡5歳、父エンパイアメイカー)が8月10日朝、繋養先となる新ひだか町のアロースタッドに到着した。
同馬の競走成績は米6戦4勝。今年3月のニューオーリンズHで重賞初制覇を果たしたが、1番人気で出走したG1スティーヴンフォスターH(2着)後に右前繋靭帯断裂が判明したため、引退を余儀なくされた。
母フランダースは米2歳牝馬チャンピオンで、半姉のサーフサイドは米3歳牝馬チャンピオン。本来なら門外不出の血統だが、所有者だった米・オーヴァーブルックファームの閉鎖が契機となり、リーズナブルな価格で購買できたという。父エンパイアメイカーはベルモントSなど米G1・3勝を挙げた人気種牡馬。同馬が本邦初の後継となる。
早朝のスタッド入りにもかかわらず、スタリオン関係者のほか近隣の生産者も出迎え。しっかりとした足取りで馬運車から降りると周囲を安心させた。無事が確認されると用意された馬房でひと休み。長旅の疲れを癒すようにふかふかのワラの上に寝転んだ。
ニューフェイスの導入に携わり、到着を待ちわびていた服部牧場の服部健太郎氏は「輸送での体重減が心配されましたが、米国で見てきた時と同じような体つきだったのでホッとしました。伸びのある雄大な馬体で、柔らかい動きは惚れ惚れします」とニッコリ。無事ならば今年のBCクラシックでの勝利まで見込まれた逸材だけに、新種牡馬としての期待は大きい。
シンジケート総額は2億7500万円(1株550万円×50口)。事務局の(株)ジェイエスは「時期を見てシンジケート会員向けの展示会を開く予定ですが、興味のある方はいつでも実馬を見ていただきたい」と話している。詳細は(株)ジェイエス(℡.0146-42-2544)まで。

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