08年からシンガポールで騎乗していたフランス人ジョッキーのエリック・ルグリ騎手(44歳)が12/20、騎手生活に幕を下ろした。ルグリ騎手はこの日、引退を決めて臨んだ最後のレースで高岡秀行厩舎所属の日本産馬スパークル(※)を勝利に導き、見事に有終の美を飾った。今後は母国に戻り、パスカル・バリー師のもとでアシスタントを務める。将来は厩舎開業を目指しているという。ルグリ騎手は81年にフランスでデビューし、その後世界各地で騎乗。主な勝ち鞍には91年のG1ディアヌ賞(カーリーナ)、同年のG1BCターフ(ミスアレッジド)などがある。
※旧名エレクトリック。牝3、父アジュディケーティングUSA、母ドラールフォンテン、日高町・オリオンファーム生産。道営で2歳時に2戦1勝の後、シンガポールに移籍。今回が同国10戦目での初勝利。