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米国の交配料下落傾向は加速、高額種牡馬の大幅引き下げ相次ぐ

2009年11月21日 18時43分

米国ケンタッキー州の各種馬場は11月初旬から、来年の交配料を続々と発表。下落傾向は今春よりも拍車がかかっており、特に高額の交配料が設定されていた実績ある種牡馬について大幅な引き下げが相次いでいる。各種馬場はすでに今春、経済情勢に配慮して交配料を全体的に値下げしていたが、今も厳しい状況は変わらず。高額の交配料を払って生産した現1歳馬のセール売却価格も伸び悩んでおり、生産者はコスト抑制という課題に直面している。そのため、各種馬場ではさらに交配料を値下げせざるを得ない状況にあり、北米首位種牡馬2回のエーピーインディは15万ドル(約1350万円)、昨年まで2年連続北米首位種牡馬の座にあるスマートストライクは7万5000ドル(約675万円)と、それぞれ前年の6割。さらに、オーサムアゲインとゴーストザッパーは、昨年の半額以下となる5万ドル(約450万円)にまで引き下げられている。交配料アップは、初年度産駒から米3歳女王レーチェルアレクサンドラを送ったメダーリアドーロ、やはり初年度産駒から米三冠の勝ち馬2頭(マインザットバード、サマーバード)を送ったバードストーンなど、活躍が顕著な一部の種牡馬に限られている。

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