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エリザベス女王杯アラカルト

2009年11月15日 18時24分

1着クィーンスプマンテ 田中博騎手
2着テイエムプリキュア 熊沢騎手
3着ブエナビスタ 安藤勝騎手
①クィーンスプマンテ
大逃げを打った単勝11番人気のクィーンスプマンテが逃げ切り、初重賞勝利をG1の大舞台で飾った。通算成績は21戦6勝。
【重賞未勝利馬の勝利】
重賞未勝利馬がエリザベス女王杯を勝利したのは、古馬にも開放された96年以降、06年のフサイチパンドラ以来3年ぶりで、97年エリモシックを含めて3頭目。
【単勝11番人気馬】
単勝11番人気の勝利は、古馬にも開放された96年以降最低人気の勝利で、単勝二桁人気の勝利もこれが初めて。
【逃げ切り勝ち】
エリザベス女王杯を逃げ切って勝利したのは、07年のダイワスカーレット以来2年ぶり。古馬に開放された96年以降、逃げ切り勝ちは2頭のみ。
【5歳馬】
3歳馬5頭、4歳馬5頭、5歳馬5頭、6歳以上馬が3頭出走した今年のレース。優勝したのは5歳馬で、01年のトゥザヴィクトリー以来8年ぶりの勝利となった。古馬が出走できるようになった96年以降の14年間では、3歳馬が5勝しており、4歳馬5勝、5歳馬4勝、6歳以上馬は勝利を挙げていない。昨年まで3歳馬が3年連続勝利していたが、今回、古馬が勝利した。
【6歳以上馬】
6歳以上馬の成績は、07年のスイープトウショウ(6歳)の3着が最高成績だったが、今年テイエムプリキュア(6歳)が2着となり、6歳以上馬が初めてエリザベス女王杯で連対した。
【関東馬】
関西馬が00年のファレノプシスから9連勝していた同レース。本年は関東馬のクィーンスプマンテが勝利。関東馬の勝利は、99年のメジロドーベル以来で、通算では関西馬22勝、関東馬12勝、地方・海外所属馬の勝利はなし。
②田中博騎手
果敢な大逃げでクィーンスプマンテをエスコートした田中博騎手が、G1挑戦3戦目で初勝利を挙げた。重賞は、本年のユニコーンSをシルクメビウスで勝利したのが初めてで、これが2勝目。
【2006年デビュー騎手】
06年に新人騎手としてデビューした競馬学校卒業生は田中博騎手を含め8名。初めて重賞レースを勝利したのは、北村友騎手(08年デイリー杯2歳Sシェーンヴァルト)だったが、今回、田中博騎手が同期生の中で初めてG1レースを勝利した。
【若いジョッキーの活躍】
23歳の田中博騎手が本レースを制したが、今年、25歳以下の若いジョッキーがG1レースで大活躍の4勝目。24歳の松岡騎手が天皇賞(春)をマイネルキッツで勝利したのを皮切りに、NHKマイルCでは20歳の藤岡康騎手が勝利。また、秋に入り菊花賞をスリーロールスで制した浜中騎手は20歳(年齢は勝利時のもの)。
③小島茂師
エリザベス女王杯は初挑戦初勝利で、古馬混合のG1レースに挑戦したのも今回が初。重賞レースは、08年の秋華賞をブラックエンブレムで勝利して以来の3勝目で、G1レースの勝利もその時以来の2勝目。なお、秋華賞も今回と同じく単勝11番人気で勝利している。
④ジャングルポケット産駒
このレースは初勝利。今年の重賞勝利は、京都大賞典のオウケンブルースリに続く2勝目で、通算重賞15勝目。なお、G1レースは、08年オウケンブルースリの菊花賞以来の4勝目。
⑤外国馬シャラナヤ参戦
99年に国際競走となり11年目。本年はフランスG1のオペラ賞を制したシャラナヤが参戦した。単勝3番人気はこれまで同レースに参戦した外国馬の中では最も人気が高かったが、結果は4着と、本賞金は獲得したが、3着までの褒賞金は獲得ならなかった。
(*Gには、Jpnを含む。特に記載のない場合は、95年以前の3歳馬限定だったエリザベス女王杯の記録を含む)

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