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第26回ブリーダーズC、ゼニヤッタはクラシック挑戦か

2009年10月31日 17時21分

米国競馬の祭典・第26回ブリーダーズカップが11/6・7、カリフォルニア州サンタアニタパーク競馬場で行われる。
今年最も注目を集めているのは、デビュー13連勝中の5歳牝馬ゼニヤッタの動向。昨年のG1BCレディーズクラシックで無傷の9連勝を達成して堂々と女王の座に就いたゼニヤッタは今年、牡馬相手のG1BCクラシックにエントリーしてきた。G1BCレディーズクラシックにも登録はあるが、陣営は状態の良さに強い自信を示しており、G1BCクラシックへのチャレンジに大きく傾いている様子だ。最終的な選択は11/3のファイナルエントリー間際になると見込まれているが、米国内はもちろん、世界中が陣営の勇気ある決断を期待している。
ゼニヤッタ陣営がいずれのレースを選ぶにせよ、これまで北米主要競馬場の持ち回り開催だったブリーダーズカップが、今年は史上初めてとなる同一競馬場での2年連続開催である点は大きなプラス材料だ。昨年、史上初めてオールウェザー馬場(サンタアニタの素材はプロライド)で行われたブリーダーズカップでは、最後方から強襲したゼニヤッタを筆頭に差し・追い込みが決まるレースが多く見られた。この傾向が今年も続くかどうかはひとつのチェックポイントだ。
2日間で14レースが行われる点は昨年と同じだが、ダートマイルとフィリー&メアスプリントがG1に、ジュヴェナイルターフがG2にそれぞれ今年から昇格した。ただし、距離が12ハロンから14ハロンに変更されたマラソン(開催日も2日目から1日目に移動)以外は昨年と基本的には同条件。これまでに6頭が達成した同一レースの連覇を狙うターフのコンデュイト、マイルのゴルディコヴァ、フィリー&メアスプリントのヴェンチュラ、フィリー&メアターフのフォーエヴァートゥゲザーの4頭にとっては格好の追い風で、それぞれファンから高い支持を集めそうだ。

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