BTC軽種馬育成調教センターはこのほど、引退名馬等けい養展示事業に関する平成22年度の助成金交付申請の受け付けを開始した。
この事業は、引退名馬等の功績を讃えるとともに、多くの人々に対し競馬を理解してもらうため、競走馬として活躍した功労馬を繋養している飼養者に対し助成金を交付するもの。JRA重賞勝ち馬には「功労馬繋養展示事業」と「引退名馬飼養環境整備事業」の2つの助成金を、NARダート交流重賞勝ち馬には「引退名馬飼養環境整備事業」の助成金を、それぞれ交付している。
今年は9月16日現在で192頭が登録。1997年のダービー馬サニーブライアン、86年のダービー馬ダイナガリバー、85年のダービー馬シリウスシンボリなどが助成を受け、余生を送っている。
助成対象馬は、①JRA重賞競走勝ち馬またはNARで実施されたダート交流重賞競走勝ち馬、②余生を送るためだけに繋養されている馬、③競走馬・繁殖・乗馬・乗用馬登録を抹消していること、④常時展示し、多くの人々とふれあえる施設に繋養されていること、の条件をすべて満たす馬となっている。
申請手順は、氏名・住所・電話番号・馬名・勝利重賞名・繋養先を明記し、郵便またはファックス、EメールでBTCへ申請書を請求。BTCから届いた助成金交付申請書に必要事項を記入のうえ提出(11月13日17時必着)し、馬体・施設の審査(11月~12月頃)を経て、助成交付が決定される(12月末頃予定)。
詳細はBTC軽種馬育成調教センター(http://www.b-t-c.or.jp TEL.042-358-1173 FAX.042-358-1174)まで。