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ゼニヤッタがV11/ヴァニティH

2009年07月03日 12時13分

◇ヴァニティH(米G1)
6/27 ハリウッドパーク 3歳以上牝
総賞金28万7000ドル 1着賞金18万ドル
オールウェザー9ハロン(左) Fast(速) 6頭 1分48秒15
1.ゼニヤッタ
牝5 黒鹿毛 129ポンド 米国ケンタッキー産
父ストリートクライ
母ヴェルティジヌー
母の父クリスエス
2.ブリーキャット
(牝4 114ポンド 父アドキャット)
3.ドーンアフタードーン
(牝5 116ポンド 父サクセスフルアピール)
着差:2-1/2、3/4、3
・馬主/モス夫妻
・調教/J.シレフス(米)
・生産/マーヴェリックプロダクション
・騎手/M.スミス
G1マザーグースSでレーチェルアレクサンドラが大楽勝劇を演じた約15分後、一昨年11月のデビュー以来、いまだ無敗のゼニヤッタが無傷の11連勝を決めた。
昨年のG1BCレディーズクラシックを含みG1はこれで5勝目(このレースは連覇になる)。レーチェルアレクサンドラとの頂上決戦を期待したくなるところだが、現状では実現の見込みは薄い。
というのも、ゼニヤッタ陣営の目標はブリーダーズカップ。今年は牡馬相手となるG1BCクラシック出走も視野に入れているという。今年のブリーダーズカップは地元である西海岸カリフォルニア州サンタアニタ競馬場開催のため、本質的に州外に出向く必要はない。
対してレーチェルアレクサンドラ陣営は、サンタアニタのオールウェザー馬場を嫌ってブリーダーズカップ回避を明言。メイントラックがすべてオールウェザー化されている西海岸に足を踏み入れることは、ほぼ100%考えられない。今後は東海岸の競馬場でダートのレースを使われていく予定だという。
ゼニヤッタ陣営はレーチェルアレクサンドラとの対決にかなり興味を持っており、遠征の可能性を完全には排除していない。だが、滞在馬房の環境などに不満があるようで、こと東海岸への遠征についてはかなりの難色を示している。
さらに、レーチェルアレクサンドラ陣営は来年の現役続行を示唆しているが、ゼニヤッタ陣営は今年一杯で繁殖入りさせる予定という。今後どちらかが対決実現のために路線変更するか、第三者による画期的な提案などがない限り、2頭による“夢の競演”は夢のままで終わる公算が強い。

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