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レーチェルアレクサンドラ大楽勝/マザーグースS

2009年07月02日 15時55分

◇マザーグースS(米G1)
6/27 ベルモントパーク 3歳牝
総賞金27万ドル 1着賞金18万ドル
ダート9ハロン(左) Fast(速) 3頭 1分46秒33
1.レーチェルアレクサンドラ
牝3 鹿毛 121ポンド 米国ケンタッキー産
父メダーリアドーロ
母ロッタキム
母の父ローア
2.マリブプレアー
(牝3 121ポンド 父マリブムーン)
3.フラッシング
(牝3 121ポンド 父エーピーインディ)
着差:19-1/4、12-1/4
・馬主/ストーンストリートステーブルズ&H.マコーミック
・調教/S.アスムッセン(米)
・生産/D.モリソン
・騎手/C.ボレル
6/6のG1ベルモントSを回避したレーチェルアレクサンドラ陣営は6/17、このG1マザーグースS出走を公式にアナウンス。勝負にならないと回避馬が続出し、最終エントリーはわずか5頭に。しかも直前にそのうち2頭がスクラッチ(出走取消)したため、レースはわずか3頭立てで行われた。
結果は予想された通り、レーチェルアレクサンドラの大楽勝。ハイペースで飛ばす前2頭を悠然と見ながらの3番手を追走、最終コーナーから上昇開始。直線に入る前に勝負を決めた。
勝ち時計は1994年にレークウェイが記録した1分46秒58を0秒25更新するレースレコード。また、2着馬につけた19-1/4馬身差も、1975年にラフィアンが記録した13-1/2馬身を大きく上回るレース史上最大着差だった。
レーチェルアレクサンドラは通算12戦9勝で、前々走のG1ケンタッキーオークス、前走G1プリークネスSに続くG1・3勝目。3歳牝馬最強の座をより確固たるものにした。
なお、オーナーのジェス・ジャクソン氏(ストーンストリートステーブル主宰)は、このレースに先立つ6/24、G1BCレディーズクラシック(11/6、サンタアニタ、AW9F)回避を明言している。
その理由についてジャクソン氏は、サンタアニタのオールウェザー馬場でレーチェルアレクサンドラを走らせたくないからとしている。現地メディアに対するコメントの中でオールウェザーを“Plastic”(俗に「見せかけの」という意味がある)と表現しており、昨年のG1BCクラシックで同氏の所有馬カーリンがあえなく4着に敗れてしまったことが相当こたえているようだ。
また、来年のブリーダーズカップが、メイントラックがダートであるチャーチルダウンズ競馬場開催であることも理由の一つであるとしている。同氏はレーチェルアレクサンドラに来年も現役を続行させる意向を持っており、今年のブリーダーズカップを無理に使う必要がないと考えている様子だ。

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