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「JBC協会総会」開催、ホッカイドウ競馬支援を強化

2009年07月02日 15時51分

JBCジャパンブリーダーズカップ協会の「平成21年度通常総会」が6月25日、苫小牧市のノーザンホースパークで開催され、ホッカイドウ競馬支援の強化などが承認された。
総会にはJBC協会会員のほか、NAR地方競馬全国協会の留守悟広報情報部長、今年11月にJBC競走を実施する愛知県競馬組合の若松文男副管理者、今年からホッカイドウ競馬の業務運営を担っているHRA北海道軽種馬振興公社の井村勝昭専務理事などの来賓を含め約50名が出席。JBC協会が支援する地方競馬の関係者が揃った。
吉田勝己JBC会長は「国内経済の悪化は馬産地にも影響を及ぼしているが、地方競馬と生産地の振興発展を図りたい」と挨拶。危機感を募らせた。来賓の若松副管理者は「JBC競走に向け、施設・馬場の改修、広報の充実に取り組んでいます。開催を成功させ、100年に一度の不況を乗り切っていきたい」とJBC協会の支援に感謝。留守部長は「新装なった門別競馬場を見て、大きな可能性を感じた。今年が正念場だが計画を実現したい」と意欲を見せた。
事業報告では、昨年兵庫県の園田競馬場で実施されたJBC競走において、JBCクラシックの発売額が同競馬場での1R当たりのレコードを、当日の発売額が一日のレコードを記録したことを説明。ホッカイドウ競馬に関しては、同競馬の“顔”となった「スタリオンシリーズ」を74競走、プレミアムレースを7競走実施したこと、新スタンド「ポラリス☆ドーム」に設置した「JBCビジョン」が「きれいで見やすい」と好評を得ていることなどが報告された。
今年度は例年どおり、JBC競走の支援、ホッカイドウ競馬の支援、地方競馬「ダービーウイーク」への協賛を承認。特に産地主導となったホッカイドウ競馬には、HRAの業務運営委員会にJBC協会理事4名が就任したほか、門別競馬場新スタンド横の「JBC駐車場」の整備、振興厩舎の建設といった支援強化を打ち出した。また、予定されていたアグネスタキオンのプレミアム競走は、同馬が6月22日に急性心不全で死亡したため取り止めとなった。
なお、総会に先立って行われたJBC賞種雄馬の表彰では、昨年の2歳総合、2歳新種牡馬の1位に輝いたキングカメハメハの関係者を表彰。総合1位に輝いたアグネスタキオンへは、表彰とともに哀悼の意を表した。

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