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アドマイヤマックスが2歳新種牡馬JRA勝利第1号

2009年06月25日 12時28分

JRAの2歳新馬戦(メイクデビュー)が6月20日、阪神・福島・札幌の各競馬場で一斉に始まった。この日の札幌4Rメイクデビュー札幌(芝1000㍍)では、アドマイヤマックス産駒のコスモソルスティス(牡2歳、栗東・中尾秀正厩舎)が直線競り勝って優勝。アドマイヤマックス(牡10歳、父サンデーサイレンス)は今年の2歳新種牡馬の中で最初にJRAで勝ち鞍を上げ、鮮やかな種牡馬デビューを飾った。
同馬は1999年のJRHAセレクトセール出身馬。生産者である早来町(現・安平町)のノーザンファームから上場されると、“アドマイヤ”の冠名で知られる近藤利一氏に7350万円で購買された。現役時代はG1高松宮記念、G3東京スポーツ杯2歳S、G3富士Sなどを制覇。2歳から6歳まで長きに渡りG1戦線で活躍し、通算23戦4勝(うち海外2戦)の成績を残した。
06年に総額3億6000万円のシンジケートが組まれ、新冠町のビッグレッドファームで種牡馬入り。“国内シャトル”種牡馬として、現在は日高町のブリーダーズスタリオンステーションに繋養されている。2歳新種牡馬勝ち上がり第一号の知らせに同SSでは「初陣を飾れて嬉しい。レースぶりも良かったので、これからが楽しみ」と喜びいっぱい。すでに前年を上回る種付頭数を記録していたが、新馬勝ちの効果は絶大で、レース翌日には早速、新規の種付けがあったという。
初年度産駒の血統登録馬は51頭。母に重賞3勝のダイナシュート、近親にはラインクラフト、ソングオブウインドなどがいる“SS×ノーザンテースト”配合の同馬には、生産界のホープとして高い期待が懸けられている。

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