麻生太郎内閣総理大臣が31日(日)、第76回日本ダービーの行われた東京競馬場に来場し、レースを観戦するとともに優勝馬主に対して「内閣総理大臣賞」を授与した。現役総理大臣の日本ダービー観戦は岸信介氏(58年)、小泉純一郎氏(02年)、安倍晋三氏(07年)に続き4人目となる。
麻生太郎内閣総理大臣の談話:テレビで見るよりも、競馬場で10万人を越える皆様と一緒になって見るのは一体感があり気持ちよかったです。
『ダービー馬の馬主になることは一国の宰相になることよりも難しい』というイギリスのウィンストン・チャーチルの言葉がありますが、改めてその通りだと思いました。
表彰式では勝った横山騎手には、二十何年間の長い騎手経験での初勝利で良かったですねとお伝えしました。馬主さんには1年目でのダービー勝利で凄く運が良い方ですね、今日は赤飯でお祝いですねと声をかけさせていただきました。
競馬はテレビで見ても面白いですが、競馬場に足を運んでレースを見ることは躍動感、一体感があって大変面白いですので、全国の競馬ファンの皆様には今後とも競馬を応援していただきますようお願いします。
◇国歌独唱された北島三郎さん:歌を愛し、馬を愛し、この道四十数年、日本ダービーという素晴らしいレースで国歌を歌わせていただき大変光栄です。できたら自分の馬を出走させたかったです。(雨がレース前に止んだことについて)私は最強の晴れ男だと自負しております。
◇日本ダービーの表彰式プレゼンターを務めたJRAナビゲーターの佐藤浩市さん:雨のダービーということ自体がすごい久しぶりとのことですが、そうした天候面も含めて、いろいろな巡り会わせが勝敗のアヤになるんだなと思いました。ダービーを生で見るのは昨年に続いて2回目ですが、初観戦の昨年とは違って、落ち着いてダービーの全体像を見ることができました。
勝ったロジユニヴァースは、関東馬としてはサニーブライアン以来の勝利ということで、おめでたいですね。ジョッキーの横山君も、馬場の内側が止まらないことを考えて、馬を信じて狭い所を通ったナイス騎乗だったと思います。これから牡馬クラシック戦線はより混迷を深めていくと思いますし、夏の上がり馬も出てくるでしょうから、秋も楽しみです。