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日本ダービーアラカルト

2009年05月31日 18時59分

1着ロジユニヴァース 横山典騎手
2着リーチザクラウン 武豊騎手
3着アントニオバローズ 角田騎手
①ロジユニヴァース
不良馬場での開催となった第76回日本ダービー。横山典騎手を背にロジユニヴァースが皐月賞1番人気敗退の雪辱を果たしてダービー制覇。06年生まれのサラブレッド系馬7768頭(持込馬、輸入された外国産馬含む)の頂点に立った。
【皐月賞大敗馬の巻き返し】
ロジユニヴァースは前走の皐月賞で14着。皐月賞二桁着順からのダービー制覇は、86年のダイナガリバー以来23年ぶり8頭目のこと。
【優勝タイム】
不良馬場で行われたのは69年以来、40年ぶり。優勝タイムの2分33秒7は、不良馬場で行われたダービーの中では最速の時計。
【親子制覇】
ロジユニヴァースの父ネオユニヴァースも03年ダービーを優勝しており、親子ダービー制覇となった。これは父タニノギムレット(02年)=子ウオッカ(07年)以来となる記録。
【最内枠が2連勝】
最内枠1番の勝利は、昨年のディープスカイに続き2年連続4勝目。出走可能頭数が18頭となった92年以降では、1番の優勝は2勝目で2、3、5、13、18番と並んで最多勝タイ。なお、6、7、8、9、11、16番は0勝となっている。ちなみに、過去10年で1番から5番までが7勝しており、内枠の馬が好走。
【関東馬が12年ぶりのダービー制覇】
97年にサニーブライアン(中尾銑厩舎)が勝利して以来、12年ぶりの関東馬の勝利となった。通算では関東馬44勝に対し、関西馬32勝。
②横山典騎手
今回、15回目のダービー挑戦。これはダービー未勝利の現役騎手の中では蛯名騎手の17回に次ぐもの。これまでは、90年のメジロライアン、03年のゼンノロブロイ、04年のハーツクライの2着が最高だったが、今回悲願のダービー制覇。現役のJRA所属騎手の中では7人目のダービージョッキーとなった。
■現役ダービージョッキー
○武豊騎手 98年スペシャルウィーク、99年アドマイヤベガ、02年タニノギムレット、05年ディープインパクト
○四位騎手 07年ウオッカ、08年ディープスカイ
○藤田騎手 96年フサイチコンコルド
○角田騎手 01年ジャングルポケット
○安藤勝騎手 04年キングカメハメハ
○石橋守騎手 06年メイショウサムソン
(※このほかにデムーロ騎手が03年にネオユニヴァースでダービー制覇)
【5年ぶりのG1勝利】
04年の天皇賞・春をイングランディーレで勝利して以来、5年ぶりとなるG1勝利。この間、G1で2着となったのは13回。通算ではG1レース16勝目。これは現役JRA騎手の中では武豊騎手の63勝、安藤勝騎手の20勝に次ぐ3位の成績。重賞は本年7勝目で、これは内田博騎手、四位騎手、武豊騎手、安藤勝騎手、小牧騎手の4勝を大きく引き離して単独トップの成績。通算重賞113勝目。
【クラシック三冠制覇】
98年皐月賞(セイウンスカイ)、98年菊花賞(セイウンスカイ)の勝利とともにクラシック三冠制覇となった。これは史上18人目。
③萩原師
99年の共同通信杯4歳Sで重賞初勝利を飾ってから10年、ロジユニヴァースで念願のG1初勝利を飾った。また、99年のヤマニンアクロ、07年のトーセンマーチに続く3度目のダービー挑戦で、現役調教師では10人目となるダービートレーナーの仲間入り。
(*GにはJpnを含む)

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