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ゴーンウエスト、種牡馬引退へ

2009年05月15日 14時40分

米ケンタッキー州ミルリッジファームで繋養されている種牡馬ゴーンウェストが、今シーズンの種付けを最後に種牡馬を引退することになった。受胎率の低下によるもの。ゴーンウェストは今年25歳で、種付け料は6万5000ドルに設定されている。
1984年生まれのゴーンウェストは父ミスタープロスペクター、母セクレッタム、母の父セクレタリアトという血統の米国産馬で、現役時は北米で2~3歳時17戦6勝。G1ドワイヤーS、G2ゴッサムS、G2ウィザーズSを制している。
4歳時(1988年)からミルリッジファームで種牡馬入り。産駒からスパイツタウン (米最優秀スプリンター、G1BCスプリント)、ザフォニック(欧州最優秀2歳牡馬、G1モルニ賞などG1・4勝)、コメンダブル(G1ベルモントS)、ダホス(G1BCマイル2回)、ジョハーUSA(G1BCターフ)、ケイムホームUSA(輸入種牡馬、G1サンタアニタダービーなどG1・3勝)、グランドスラム(G1米シャンペンS、G1米フューチュリティS)など、数々のG1馬を送っている。
日本では、ビクトリーテツニーUSA(カペラS)、スイートオーキッドUSA(クリスタルカップ)、ザフォリアUSA(京都4歳特別)の3頭が重賞ウイナーとなっている。
また、産駒が種牡馬として成功するケースが多く、サイアー・オブ・サイアーズ(種牡馬の父)としての評価も高い。前出のザフォニックは種牡馬入り後に欧州最優秀2歳牡馬ザールGB(輸入種牡馬)を、グランドスラムはG1BCスプリント勝ち馬ケイジャンビートを送っている。
他にも、イルーシヴクオリティ(米G3・2勝)が米2冠馬スマーティジョーンズとG1BCクラシック勝ち馬レーヴンズパスを、ザミンダー(仏G3カブール賞)が凱旋門賞馬ザルカヴァを、ミスターグリーリー(米G3・3勝)が英・愛の1000ギニーを制したフィンスケールビオを送っている。
※5/10のG1プールデッセデプーリッシュ(仏1000ギニー)を制したイルーシヴウェーヴの父イルーシヴシティ Elusive City は、イルーシヴクオリティ産駒。

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