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門別競馬場お披露目、新生ホッカイドウ競馬の船出を祝う

2009年04月30日 16時27分

昨秋から進められてきた施設整備改修工事を終え、新装なった日高町の門別競馬場で4月27日、竣工式と竣工祝賀会が開催され、産地主導と新たに生まれ変わったホッカイドウ競馬の船出を祝った。
午前11時から行われた竣工式には、HRA北海道軽種馬振興公社の三輪茂理事長や施工関係者など約50名が出席。新スタンドのポラリス☆ドームに設けられた祭壇で神事が執り行われた。
施主の三輪理事長は「短い工期、冬季間、調教の合間での工事という厳しい環境の中での完成に感謝申し上げる。ここを拠点に産地に立脚した競馬で、早期の赤字脱却、地域の活性化を図りたい」と挨拶。短期間で一大プロジェクトをやり遂げた施工業者へ感謝状を贈呈した。
夜には競馬関係者約200人を招き、竣工祝賀会を開催。ポラリス☆ドームのお披露目と模擬レースが実施され、今年度から同競馬の本場となる新装門別競馬場の盛況を祈願した。
祝賀会で高原陽二北海道副知事は、「すべてが整い、新たな第一歩を迎えた。産地と協力し、改革の達成に全力で取り組んでいく」と工事に携わったすべての関係者に感謝。全国公営競馬馬主連合会の青池勲会長は「これからもホッカイドウ競馬や地方競馬のために前向きに取り組むので、皆様も一緒に汗をかいて頑張っていきましょう」と激励した。また、310インチの大型映像装置「JBCビジョン」設置を支援したJBCジャパンブリーダーズカップ協会の吉田勝己会長に感謝状が贈られた。
ナイター照明点灯式後の模擬レースは新スタンドから観戦。白く照らされたコースを駆け抜ける競走馬に歓声を上げた。来場者は「遠いスタート地点も良く見えるし、白く輝く馬場は幻想的でいいね」と本番が待ち遠しい様子。騎乗を終えた五十嵐冬樹騎手は「明るいので安心して乗れる。新体制でのスタートなので、自分も新たな気持ちで頑張っていきたい」と意気込みを語っていた。
門別競馬場は新スタンド、ナイター照明を設置するなどリニューアル。総工費約12億3900万円はJRA、NARの補助金のほか、道と馬産地が拠出した。北斗七星を意味する“グランシャリオ”ナイターは5月20日から開幕。11月19日まで76日間開催される。

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