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ホッカイドウ競馬開幕、2歳新馬戦もスタート

2009年04月30日 16時27分

2009年度のホッカイドウ競馬が4月29日、札幌市の札幌競馬場で開幕した。
約240億円の累積赤字を抱え存続の危機に立つ同競馬。北海道が策定した「北海道競馬改革ビジョン」に基づき、今年度から馬産地の民間活力を導入したHRA北海道軽種馬振興公社が、10年までの赤字脱却、収支均衡を目指し運営をスタートさせた。
開幕初日は天候にも恵まれ、5000人を超える競馬ファンや家族連れが来場。心地よい陽気の中、半年ぶりの馬産地競馬を楽しんだ。充実した競馬番組作りとファンサービスに重きを置き、これまで行われていた主催者挨拶などの開幕セレモニーを取り止め。早くも新生ホッカイドウ競馬の色を打ち出した。
この日は“日本一早い”2歳新馬戦「JRA認定フレッシュチャレンジ」競走(D1000m)を実施。圧倒的1番人気に推されたアフリート産駒のポップコーン(牡、成田春男厩舎)が1分01秒3のタイムで駆け抜け、07年の国内生産馬7533頭の勝ち馬第一号となった。応援に駆けつけた馬主の吉田照哉・社台ファーム代表は「名前のとおりに弾けたね。時計も優秀だし楽しみ」と満面の笑み。共有オーナーや牧場スタッフと喜びを分かち合っていた。
札幌シリーズは5月14日まで2開催6日間。ゴールデンウイーク期間中は「春のケイバまつり」と題し、様々なイベントが行われる。

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