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フットケアを学ぶ、JBBA研修会開催

2009年04月09日 16時25分

JBBA日本軽種馬協会は3月26、27日、フットケアの知識を習得する「生産育成者護蹄実技研修会」をJBBA静内種馬場とJBBA胆振種馬場で開催した。
同研修会はJBBAの軽種馬経営高度化指導研修事業の一環として、JBBAからの委託を受けた日本装蹄師会が主催。午前の講義、午後の実技と、2部構成で行われた。
「知っておきたいフット・ケアの知識」をテーマに、JBBA軽種馬生産技術総合研修センターの田中弘祐氏は、装蹄の立場から護蹄について説明。肢勢異常やクラブフットの対処法をレクチャーした。昔から“蹄なくして馬なし”といわれるように、蹄は馬の土台であることから、母仔ともバランスの良い蹄を保つことが「強い馬づくりにつながる」とした。
また、「蹄病について」講演したJRA競走馬総合研究所の桑野睦敏氏は、競走馬に多く見られる疾病、蹄壁の深い部分が空洞化する蟻洞について言及。「病気や飼育環境などが引き金となる」といった発生の要因や「裏掘りの励行、適正な敷料管理など」の予防策を伝授した。
両講師はフットケアについて、「馬の飼養管理者、装蹄師、獣医師の複合的対応が必須」と強調。三位一体で取り組むことを訴えた。
午後の実技では、馬の立ち方や歩様の見方、脚の保定方法を実馬を用い実践。装蹄師の指導の下、削蹄などを行った。

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