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九州・HBA・ひだか東・千葉、各トレーニングセール上場馬

2009年04月09日 16時25分

5月に各地で開催される2歳トレーニングセールの上場馬が出揃った。
トップを飾るのは、5月8日に宮崎県のJRA宮崎育成牧場で開かれる、鹿児島県軽種馬協会(℡.099-478-3015)主催の「九州トレーニングセール」。すでにセリ名簿も完成し、購買関係者へ配布された。
南国・九州という温暖な気候を生かし、上場馬の仕上がりに定評のある同セール。昨年は8頭中6頭が売却され、1144万5000円を売り上げた。今年は28頭の上場を予定。セール当日は公開調教が午前10時から、セリ開始が午後1時からとなっている。
続いて行われるのは、11日に札幌市のJRA札幌競馬場を舞台とするHBA日高軽種馬農協主催の「北海道トレーニングセール」。今年はJRA札幌シリーズの開幕が早まるため、例年より2週間ほど早い開催となった。
上場予定馬は160頭。他のセールを抑え最も多い頭数となった。アグネスタキオン、キングカメハメハ、シンボリクリスエス、スペシャルウィーク、ネオユニヴァースといった人気種牡馬から、ゼンノロブロイ、デュランダル、バゴ、ストラヴィンスキーなどの2歳新種牡馬ら、82頭の種牡馬の産駒がラインナップ。質量とも豪華な顔ぶれとなった。
当日は公開調教が午前9時、セリ開始が午後1時。大都市圏の札幌という利便性を生かし、多くの来場・購買が期待されている。セールの詳細はHBA市場事業部(℡.0146-45-2133)、公式ウェブサイト(http://www.hba.or.jp)まで。
翌12日には、ひだか東農協主催の「ひだかトレーニングセール」が浦河町のJRA日高育成牧場調教場で開催される。 上場馬は発表済みの62頭に加え、JRA育成馬から数頭追加される予定。キングカメハメハ、シンボリクリスエス、スペシャルウィーク、マンハッタンカフェ、ブライアンズタイムの産駒など、例年より少頭数ながら高レベルな血統馬がラインナップされた。
過去のセール取引馬からは海外LGⅠを制したエルドラド、GⅠ馬ヤマカツスズランなどの重賞ウイナーが誕生。上場馬は東洋一の施設を誇るBTC軽種馬育成調教センターで鍛え抜かれた精鋭が多いことから、関係者の評価は高い。セール当日は公開調教が午前10時から、セリ開始が午後1時。詳細はひだか東農協(http://www.hidaka.or.jp ℡.0146-22-1500)まで。
最後は18日に千葉県の船橋競馬場で行われる千葉県両総馬匹農協(℡.0476-93-1008)主催の「千葉サラブレッドセール」。こちらは2歳トレーニングセールのほか、1歳市場も同時開催される。
上場馬は2歳が31頭、1歳が11頭を予定。2歳についてはJRA育成馬から数頭追加される見込みだ。当日は騎乗供覧が午前9時から、供覧終了後に2歳、1歳の順でセリが行われる。
同セールは首都圏で開催される唯一の市場。昨年の取引馬からナイキハイグレード(南関東・京浜盃、ハイセイコー記念)が輩出されており、関係者の注目度は高い。
なお、4つのトレーニングセールでは市場振興策として、今年の取引馬が2歳戦で優勝した場合に「市場取引賞」を交付することを決定。JRAでは2歳新馬・未勝利戦を対象に40万円が、NARでは2歳各競走を対象に20万円(ただし、当該競走の1着賞金の額を上限とする)が、それぞれ交付される。
ちなみに昨年の2歳トレーニングセール取引馬の2歳重賞勝ち馬は、ナイキハイグレードのほか、カラテチョップ(兵庫・兵庫若駒賞)、アグリヤング(福山・福山2歳優駿)の3頭。2歳戦における成績は、125頭(JRA67頭、NAR58頭)がデビューし、40頭(同15頭、同25頭)が勝ち上がっている。

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