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ウェルアームド大勝/ワールドカップ

2009年04月01日 15時06分

○ドバイワールドカップ(首G1)
3/28 ナドアルシバ 北半球産4歳以上・南半球産3歳以上
総賞金600万ドル 1着賞金360万ドル
ダート2000m(左) Fast(速) 14頭 2分01秒01
1.ウェルアームド
セン6 鹿毛 57キロ 米国ケンタッキー産
父ティズナウ
母ウェルドレスト
母の父ノートブック
2.グロリアデカンペオン
(牡5 57キロ 父インプレッション
3.パリスパーフェクト
(牡4 57キロ 父ムータファル)
着差:14、4-1/2、1/2
・馬主/ウィンスターファーム
・調教/E.ハーティ(米)
・生産/ウィンスターファーム
・騎手/A.グライダー
ウェルアームドがアッサリ逃げ切った。美浦・藤沢和雄厩舎のカジノドライヴUSA(8着)を含めて後続はなすすべがなく、2着のグロリアデカンペオンには結局14馬身もの大差がついた。
前走米G1ドンHを制し、レース前は勝利に最も近い存在とされたアルベルトゥスマクシムスは6着。レース後に故障が判明した。前哨戦のG2マクトゥームチャレンジラウンド3を制したエイジアティックボーイは9着と振るわなかった。
呆れるほどの強さをみせたウェルアームドは、2000年の米年度代表馬ティズナウの産駒。通算成績は23戦7勝で、昨秋に制したオールウェザーのG1米グッドウッドS(アルベルトゥスマクシムスを3着に下した)に続くG1・2勝目。他にG2を2勝している。
元々は英国調教馬で、2歳7月のデビュー(10着)から11月に初勝利を挙げるまで8戦を要した。翌3歳時に初めてドバイ開催に参戦。初戦の一般戦を制したが、G3UAE2000ギニーでは9着、G2UAEダービー(勝ち馬ディスクリートキャット、3着にフラムドパシオン)では11着と、いいところがなかった。
その後に米オーウェン・ハーティ厩舎へ転厩。西海岸を拠点にキャリアを積み重ねていった。9月の一般戦を4着、11月の2戦目を快勝して3歳シーズン終了。翌4歳時は移籍3戦目となる1月のG2サンパスカルHで2着に入った後、2月のG2サンアントニオHで初重賞制覇を遂げた。勢いに乗って再びドバイに赴き、G1ドバイワールドカップで勝ったカーリンから8馬身離されたとはいえ3着に食い込んでみせた。
米国に帰国後、7月のG2サンディエゴHで重賞2勝目を挙げると、8月のG1パシフィッククラシックSで2着、さらに9月のG1米グッドウッドSでG1初制覇を果たし、ついに西海岸のトップホースにのし上がった。
しかしその後、期待されたBCダートマイルで9着(勝ち馬はアルベルトゥスマクシムス)に敗退。今年1月の前々走G2サンパスカルH4着、2月の前走G2サンアントニオH2着と、近走は物足りなさを感じさせていたが、この大勝で鬱憤を一気に晴らす格好となった。
なお、来シーズン以降のドバイ開催は、新設されるメイダン競馬場で行われる予定になっており、ナドアルシバ競馬場はこの1戦を最後に閉鎖された。

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