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キーンランド1月セリの結果―その1

2009年01月21日 12時55分

現地時間1月12日から17日までの6日間に渡って米ケンタッキー州で行われたキーンランド1月ホーシズ・オブ・オール・エイジズ・セール(繁殖牝馬他混合セリ)は、折からの世界的経済不況の影響で、落札総額が昨年比53.4%減、平均価格48.0%減、中間価格44.1%減となった。ただし、売却率が前年より2.2ポイント増の78.2%を記録したことから、むしろ暴騰していた馬の価格が適正な水準に戻った結果とする肯定的な見方が広がっている。
落札総額の下落幅は見るからにショッキングなものだが、米国に限らず世界のセリ市場が昨年の後半から軒並み不調だったことから、多くの関係者は冷静に受け止めている様子だ。セリに参加したミルリッジセールズ社のベイン・ウェルカー氏は「(この状況は)痛みを伴うものかって? その通りだし、もうしばらく続くだろう。しかし、最終的には皆がもっと健全になれる」と、米ブラッドホース社の取材に対して前向きに答えている。
なお、今回のセールではノーザンファームの吉田勝己氏が繁殖牝馬のアイランドファッション Island Fashionをセール最高価格(2頭タイ)となる95万ドルで落札している。

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