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旭川競馬60年の歴史に幕、ホッカイドウ競馬

2008年10月17日 18時38分

ホッカイドウ競馬の旭川開催が10月16日、11開催59日間の全日程を終了し、旭川競馬の60年の歴史に幕を下ろした。
旭川競馬場は1948年に現行競馬法の下、北海道の行う公営競馬としてスタート。75年に現施設に移り、94年からは日本で2番目となるナイター開催を実施するなど、馬産地競馬のメイン競馬場として長年ファンに親しまれてきた。しかし、2006年にばんえい競馬が旭川から撤退。同競馬も、経費削減を目的に今年度限りでの撤退を決めた。
開催最終日のこの日は今年最多の4003人が来場。最後の競馬を目に焼き付けようと熱心なファンが集まった。閉場セレモニーでは主催者を代表し、山本邦彦北海道副知事が挨拶。土地と施設を所有する上川生産農協連合会に感謝状を贈った。
5月28日から10月16日まで実施された旭川開催の本年の発売額は87億542万7900円。7月上旬までは順調な売上げが続いていたが、その後は石油価格の高騰や北京オリンピック開催などで発売額が伸び悩み、計画対比94.5%と目標を下回る結果に終わった。
今後、同競馬は10月21日から日高町の門別競馬場で門別シリーズが開幕。11月20日までの3開催15日間の日程で実施される。来年度からは産地主導による競馬運営が門別競馬場をメインに行われることから、本年最後の門別開催を成功させようと関係者の熱意は強い。

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