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2歳新種牡馬ネオユニヴァース、JRA重賞初制覇

2008年10月09日 12時25分

10月4日、札幌競馬場で行われた2歳重賞競走、札幌2歳S(芝1800m)で、ネオユニヴァース産駒のロジユニヴァース(牡2歳、美浦・萩原清厩舎)が鮮やかな差し切りを演じ優勝。今年ファーストクロップがデビューしたフレッシュマンサイアー、ネオユニヴァース(牡8歳、父サンデーサイレンス)が早くも重賞ウイナーを送り出した。今年の新種牡馬では、函館2歳Sをフィフスペトルで勝ったキングカメハメハに続くJRA重賞制覇。フレッシュマンサイアーリーディング争いに名乗りを挙げた。
ネオユニヴァースは父サンデーサイレンス譲りの勝負根性を発揮し、2003年の皐月賞、日本ダービーを制した2冠馬。13戦7勝の成績を残し、05年から安平町の社台スタリオンステーションで種牡馬入りした。
サンデーサイレンス産駒初の2冠馬として評価が高く、種牡馬入り後は3年連続で200頭以上の種付頭数を記録。初年度産駒は161頭が血統登録されている。JRAでは今年の2歳新種牡馬では最も多い35頭がデビュー。ロジユニヴァースをはじめ、5頭が勝ち上がっている(10月5日現在)。その勝ち鞍は芝1800mに集中。芝の中長距離レースに抜群の適性を見せている。
期待に違わぬ活躍ぶりに種牡馬関係者は「抜け出す時の瞬発力はサンデーサイレンス系らしいものでしたね」と喜びいっぱい。「産駒は仕上がりが早く、レースセンスが良い印象を受けます。この時期に芝の中距離で特筆した成績を残すのですから、距離が延びる来年のクラシック戦線はさらに楽しみです。日本を代表する種牡馬になってほしいですね」と夢を広げていた。

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