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キングカメハメハが2歳新種牡馬初の重賞勝ち

2008年08月14日 15時39分

8月10日、函館競馬場で行われた今年初の2歳重賞競走、G3函館2歳Sでキングカメハメハ産駒のフィフスペトル(牡2歳、美浦・加藤征弘厩舎)が優勝。今年初年度産駒がデビューした2歳新種牡馬キングカメハメハ(牡7歳、父キングマンボ)が早くも重賞ウイナーを送り出した。新種牡馬産駒が最初の2歳重賞を制したのは、1994年のG3札幌3歳S(プライムステージ)のサンデーサイレンス、2004年のG3函館2歳S(アンブロワーズ)のフレンチデピュティ以来のこと。大種牡馬らの産駒デビュー時と重なる快挙に、種牡馬としての評価が急上昇している。
キングカメハメハは04年のG1NHKマイルC、G1ダービーを制した“変則2冠馬”。同年秋に国内調教馬としては史上最高額(当時)となる総額21億円のシンジケートが組まれ、安平町の社台スタリオンステーションで種牡馬入りした。
初年度産駒は186頭が血統登録。JRAでは17頭がデビューし、フィフスペトルを含めすでに5頭が勝ち上がっている。JRA2歳種牡馬ランキングでは、サクラバクシンオーやアグネスタキオンといったビッグネームを抑え、堂々の首位(8月10日現在)。期待に違わぬ活躍を見せている。
最高の種牡馬デビューに同SSでは「父系母系とも仕上がり早の血統なので、早い時期から出てくるとは思っていましたが、こんなにあっさり重賞を勝つとは」と笑顔。ただ、2歳戦は始まったばかりで先が長いことから「ライバルは強力ですが成長力もあるので、来年のクラシック戦線も賑わしてほしいですね」と更なる飛躍を願っていた。

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