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無敗の2歳王者ヴィンディケーションが急死

2008年07月19日 17時29分

02年の米最優秀2歳牡馬で人気種牡馬として活躍していたヴィンディケーションが7/10、米ケンタッキー州のルード&リドル馬病院で胃破裂によって死亡(安楽死処分)した。まだ8歳という若さだった。米三冠馬シアトルスルーとG3マーサワシントンSの勝ち馬ストロベリーリーズンの間に誕生したヴィンディケーションは、1歳時のファシグティプトン・サラトガ・イヤリングセールに上場され、サティッシュ・サナン氏のグループが215万ドル(当時の交換レートで約2億6500万円)で落札。B.バファート厩舎から2歳7月にデビューした後は持ち前のスピードにものを言わせ、G1BCジュヴェナイルまで4連勝。G1ケンタッキーダービーの最有力馬として期待されたが、年明け2月の調教中に左前肢の繋靱帯を傷めて戦線離脱。様々な治療法が試みられたが、レースへの復帰はかなわず惜しまれながら引退。04年からケンタッキー州ヒルンデールファームで種牡馬入りし、初年度から100頭以上の繁殖牝馬に交配。今年も約80頭ほどに交配されたという。昨年デビューした初年度産駒からはG2アディロンダックSを制したモアハッピー、G1ホープフルS3着のマイモニデスなどが出ており、日本では05年のセレクトセールで母ローザロバータUSAの当歳牡馬が1億9000万円(税別)で落札され、話題になった。

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