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ホッカイドウ競馬、2008年度の開催日程決まる

2008年03月06日 19時37分

ホッカイドウ競馬の2008年度開催概要が2月19日、北海道競馬事務所から発表された。開幕は3年ぶりとなる札幌。ゴールデンウィークに合わせ、4月29日からスタートする。道内外で売り上げが期待できる旭川ナイターをメインに編成し、11月20日(門別開催)まで、前年より4日少ない16開催82日を予定している。
経営再建に向け、懸命に努力を続ける同競馬。本年度は売上拡大と収入確保、魅力ある番組編成、経費削減と合理化経営を柱に運営改善を目指す。売上拡大策としては、南関東を中心とした場間場外発売と非開催日における他場発売日数の増加。番組編成ではJRA認定競走を全国最多の191レース行うほか、1着賞金100万円の特別競走を4レース創設、特別・平場の1着賞金の増額など、2歳戦の充実を図った。発売目標額は122億5900万円(前年度売上対比3億4000万円増)、赤字額は5億5000万円(同2億8000万円減)を見込んでいる。
同事務所は、競馬存続と産地の活性化を図る「北海道競馬改革ビジョン」を成案化。産地からの北海道軽種馬振興公社への増資と人員派遣による産地主導の運営、本年度限りでの旭川撤退と門別競馬場のナイター化などにより、2010年度までに単年度収支を均衡させ、赤字体質からの脱却を図ることを示した。ただし、ビジョンの見通しが破綻した場合は、競馬事業を廃止するという文言も明文化されており、関係者の危機感は強い。

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