1月20日に中山競馬場で行われたG3京成杯でマイネルチャールズ(牡3歳、美浦・稲葉隆一厩舎)が優勝し、同馬の父ブライアンズタイム(牡23歳、父ロベルト)は、16年連続JRA重賞勝利という快挙を達成した。
ブライアンズタイムは1993年に初産駒がデビュー。同年12月にナリタブライアンがG1朝日杯3歳Sで重賞初制覇を果たした。以来、毎年重賞ウイナーを輩出。通算73勝目が節目の勝利となった。
JRA連続年度重賞勝利の記録は、パーソロン(1970年~87年)、ノーザンテースト(1979年~96年)の18年が最高。同馬の16年は2頭に続く記録となった。
今年で23歳、種牡馬生活も19シーズン目を迎えるが、繋養先のアロースタッドは「種付シーズンに向け体調は万全」と看板馬への信頼は厚い。昨年は81頭に種付けして受胎率も良好なことから、今年も同数程度は付けたいとしている。新記録まであと3年。同スタッドでは「まだまだ活力もあるし、産駒頭数も豊富なので、ぜひとも達成してほしいですね」と今後の更なる活躍を期待している。