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ハーツクライの初仔が社台Fで誕生

2008年01月24日 15時52分

2005年のJRA最優秀古牡馬で、昨年から安平町の社台スタリオンステーションで種牡馬生活を送っているハーツクライ(牡7歳、父サンデーサイレンス)の初仔が1月16日早朝、千歳市の社台ファームで誕生した。
待望の産駒は額から鼻にかけての大きな流星が特徴的な栗毛の牡馬。母は02年の仏G1モーリスドギース賞を制したメイボール(牝11歳、父カドージェネルー)で、同ファームが06年の英タタソール・ディセンバーセールにおいて、55万ギニー(約1億3000万円)で購買した、牧場期待の繁殖だ。
「頭が軽くて上品な感じ。馬体が薄手で脚長なのは、幼い頃のハーツクライによく似ていますね」とは同ファームの長浜卓也氏。同ファームで生まれ育った父の第1号産駒というだけあって思い入れは強い。
ハーツクライの競走成績は19戦5勝(うち海外2戦1勝)。ダービー2着、宝塚記念2着、ジャパンC2着とG1になかなか手が届かなかったが、05年の有馬記念に優勝。無敗の三冠馬ディープインパクトに初黒星をつけ、念願のG1タイトルを手にした。翌年は海外に遠征し、G1ドバイシーマクラシックを日本馬として初制覇。さらにG1キングジョージ六世&クイーンエリザベスSでは3着に健闘し、世界にその名を轟かせた。
供用初年度の昨シーズンは109頭に種付け。ディープインパクトと互角の戦いを演じた世界レベルの実力に加え、“サンデーサイレンス×トニービン×リファール”という血統背景を持つことから、次世代を担う種牡馬として大きな期待が懸けられている。

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