ニュース

中央

G1・3勝スイープトウショウが故郷へ帰る

2007年12月07日 14時42分

2005年のG1宝塚記念など、鋭い末脚を武器にG1・3勝を挙げたスイープトウショウ(牝6歳、父エンドスウィープ)が現役を引退し、生まれ故郷である新ひだか町のトウショウ牧場に凱旋した。
同馬は03年10月にデビュー勝ち。無傷の2連勝でG3ファンタジーSを制し、重賞初制覇を遂げた。3歳になるとG3チューリップ賞に優勝。牝馬クラシックはG1桜花賞5着、G1オークス2着に終わったが、G1秋華賞を制して初のG1タイトルを手にした。4歳時は前年の年度代表馬ゼンノロブロイや後の有馬記念勝ち馬ハーツクライといった歴戦の牡馬を相手にG1宝塚記念を制覇。牝馬としては史上2頭目39年ぶりの快挙を成し遂げた。秋にはG1エリザベス女王杯に優勝。その年の最優秀古牝馬に輝いた。競走成績は24戦8勝、総収得賞金は7億4482万4000円。
11月23日に登録を抹消した同馬は翌24日昼過ぎ、同牧場に到着。来春の種付けに備え、英気を養っている。同牧場の志村吉男場長は「一番印象に残っているのは宝塚記念。牡馬相手だっただけに感慨深かった。走ることが嫌いだったみたいだから、今はホッとしているのではないでしょうか」と愛馬をねぎらう。来春の配合種牡馬は未定だが、有名種馬場からの勧誘がひきもきらないという。「これから検討しますが、良いお母さんになることを期待しています」と牧場所縁の牝系に夢を託している。

ニュース一覧

  • 全て
  • 中央
  • 地方
  • 海外
 

上へ