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名種牡馬カコイーシーズのシンジケートが解散

2007年12月07日 14時42分

日高町のトヨサトスタリオンセンターに繋養される種牡馬、カコイーシーズ(牡21歳、父アリダー)のシンジケート総会が11月29日、新ひだか町で開催され、17期に渡るシンジケートの解散が決まった。今後は同SCの所有として種牡馬生活を続ける。
同馬の競走成績は英仏米日14戦4勝。G1ターフクラシック、G2キングエドワード七世S、G3ダービートライアルSなどを制した。1990年にはG1ジャパンCに出走し3着。翌年、総額約11億円のシンジケートが結成され、同SCで種牡馬入りした。米チャンピオンサイアーに輝いた父アリダーの、初の日本導入種牡馬だったこともあり人気を集めた。
産駒は主にダートで活躍。コンサートボーイ(G1帝王賞)、エスプリシーズ(G1川崎記念)、プルザトリガー(G2エンプレス杯)、ナミ(G3エーデルワイス賞)、シーズプリンセス(G3ファンタジーS)などの重賞ウイナーを送り出した。今年もヴァイタルシーズが鎌倉記念、ハイセイコー記念を連覇。NAR2歳リーディングサイアー争いでもトップに立ち、健在ぶりを見せている。
21歳となった今シーズンは42頭に種付け。受胎率も体調も問題ない状態であったが、総会では「十二分に働いてくれた」という声が大半を占め、シンジケートの解散が承認された。沖田正憲会長は「17シーズンもの長い間、本当に頑張り、優秀な産駒をたくさん残してくれた。感謝の気持ちでいっぱい」と、日本の生産界に貢献した名種牡馬を称えていた。

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