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二冠馬サニーブライアンが種牡馬引退

2007年11月02日 18時00分

1997年にG1皐月賞、G1ダービーの二冠を制し、新ひだか町のアロースタッドに繋養されていたサニーブライアン(牡13歳、父ブライアンズタイム)が、今シーズン限りで種牡馬を引退し、浦河町の乗馬体験型宿泊施設うらかわ優駿ビレッジ「AERU(アエル)」で余生を送ることになった。
同馬の競走成績は10戦4勝。97年の皐月賞、ダービーを逃げ切って二冠を達成し、その年のJRA最優秀4歳(現3歳)牡馬に選出された。現役引退後の98年に種牡馬入り。初年度産駒が2001年にデビューすると目覚ましい活躍を見せ、NAR2歳新種牡馬チャンピオンに輝いた。主な産駒にカゼニフカレテ(G3愛知杯)、グランリーオ(G3中日新聞杯)などがいる。種付頭数が100頭を超えたシーズンもあったが、ここ数年は減少。オーナーの意向もあり、種牡馬引退が決まった。
去勢手術が施された同馬は、10月31日に同スタッドを退厩。関係者や熱心なファンに見送られ、10年間の種牡馬生活に別れを告げた。同スタッドの今野信二主任は「種牡馬としても優秀だった。のんびりとした馬なので、アエルでも人気者になってほしい」。新生活に入る同馬へエールを送っていた。

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