81年の有馬記念などを制したアンバーシャダイが29日、繋養先のアロースタッド(北海道・新ひだか町)で放牧中の事故のため死亡した。30歳。同日午前10時頃、寝転んだ状態から起き上がろうとした際に右肩をひねって骨折。獣医の診察を受けたが、手の施しようがなく、予後不良となった。
競走馬としては4歳(81年)秋に有馬記念、6歳(83年)春に天皇賞を制している。ノーザンテーストの後継として84年に種牡馬入りし、代表産駒に91年の宝塚記念を制したメジロライアン。そのほかにもカミノクレッセ(日経新春杯)、ベストタイアップ(中山金杯2回)レインボーアンバー(弥生賞)などがいる。02年の種付けを最後に、アロースタッドで余生を過ごしていた。