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アグネスフライトが死ぬ

2023年01月12日 10時22分

 00年に東京優駿(GⅠ)を制し、現役引退後は北海道浦河町の日高スタリオンステーションにて種牡馬として供用され、種牡馬引退後は北海道千歳市の社台ファーム等で繋養されていたアグネスフライトが、1月11日に老衰のため死んだ。26歳。
 母は桜花賞馬のアグネスフローラ、祖母はオークス馬アグネスレディー。競走成績は14戦4勝。00年に若草S、京都新聞杯(GⅢ)、東京優駿(GⅠ)と3連勝した。

【社台ファーム場長 東礼治郎氏】
 2000年のダービー馬アグネスフライトは、起立不能となり、回復の見込みが立たず安楽死の措置が取られました。現役引退後は日高スタリオンで種牡馬生活を送り、種牡馬引退後は社台ファームに乗馬として引き取り、若いホースマンたちの指導役として活躍してくれました。乗馬引退後は2015年9月に社台ブルーグラスファームに移り、功労馬厩舎にてローエングリン、スカーレットブーケ、スティンガーたちと悠々自適な放牧生活を満喫しておりました。一昨年の夏に一度体調を崩した以外は健康状態に波がなく、ここまで丈夫に過ごしていました。年が明けて起立不能な状態に陥り、スタッフ一同懸命に治療を行い、回復を願ってきましたが本日とうとう力尽きました。26歳、最期まで立派でした。
 エアシャカールと体をぶつけ合いながらもハナ差で勝利をもぎ取ったダービーのゴールシーンは鮮明に脳裏に焼き付いています。祖母の代から3代続けてクラシックレースを制した血のドラマに感動しました。長きに亘り、我々と過ごしてくれたことに感謝の気持ちで一杯です。安らかに眠って欲しいと思います。

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