中国とアイルランドがサラブレッドの生産で提携することが4/15、両国政府関係者から発表された。中国がパートナーに指名したアイルランドは欧州全体の約40%に相当する7588頭(2010年)のサラブレッドを生産し、米国、豪州に次ぐ世界3位の馬産国として知られている。良質なサラブレッドの導入と生産のノウハウを習得したい中国側と市場拡大を図りたいアイルランド側の思惑が合致した。中国は世界規模で生産事業を展開する愛クールモアなどのサポートを得ながら、今後3年の間にアイルランドから100頭以上の繁殖牝馬、複数の種牡馬を輸入。まずは年間40日の競馬開催に必要とされる600~800頭をめどに生産態勢を整える。