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東京競馬場で「牧場就職フェア」開催、600人が参加

2010年07月29日 15時55分

牧場就業者向けの就職フェア「牧場で働こうフェアin東京競馬場」が7月28日、JRA東京競馬場で開催され、軽種馬産業への就職を希望する若者など600人が足を運んだ。
このフェアは、TTDA競走馬育成協会、JBBA日本軽種馬協会、JRHA日本競走馬協会、BTC軽種馬育成調教センター、JRA日本中央競馬会で構成する牧場就業促進事務局の主催。慢性的な人材不足を解消しようと、業界挙げての初めての取り組みとなった。
当日は社台ファームの吉田照哉代表、ハッピーネモファームの根本明彦代表が経営者の立場から、下河辺牧場の下河辺行雄氏、ビッグレッドファームの蛯名聡氏が現場マネージャーの視点から仕事内容について講演。「日々の仕事は辛いが、成果が出た時の喜びは大きい」と軽種馬産業の魅力を伝えた。また、専門的な知識や技術の養成を行う「JBBA生産育成技術者研修」「BTC育成調教技術者研修」の内容も説明。ほか、場内では乗馬体験、厩舎見学なども催された。
会場では、16の生産牧場や育成牧場が「牧場ブース」をオープン。業務内容や職場の雰囲気、給与体系を説明するなど、親身になって来場者に対応した。
フェアに参加した男性は「これまで牧場へのリクルートに関する情報が少なかったので、今回は仕事内容などいろいろ理解できた。今後の就職活動の参考にしたい」と前向きな様子。一方、主催者サイドは「これをきっかけに一人でも多くの若者がこの業界に興味を持ってくれたら」と手応えを掴んでいた。

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