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ディープインパクト産駒がJRA初勝利

2010年07月01日 14時29分

6月26日の福島5R2歳新馬戦(芝1200m)で、サイレントソニック(牝2歳、美浦・国枝栄厩舎)が逃げ切り勝ちを収め、ディープインパクト産駒としてJRA初勝利を挙げた。さらに翌27日の福島5R2歳新馬戦(芝1800m)でもヒラボクインパクト(牡2歳、美浦・国枝栄厩舎)が優勝。早くも“両目”を開け、幸先の良い種牡馬デビューを飾った。
ディープインパクト(牡8歳、父サンデーサイレンス)は2005年、06年のJRA年度代表馬。3歳時にはデビューから7連勝でG1皐月賞、G1ダービー、G1菊花賞を制し、JRA史上2頭目となる無敗の三冠馬となった。4歳になるとG1天皇賞・春、G1宝塚記念、G1ジャパンC、G1有馬記念を制覇。通算14戦12勝(うち海外1戦)の成績を残した。
現役引退後の07年に、国内史上最高額となる総額51億円(1株8500万円×60口)のシンジケートが組まれて、安平町の社台スタリオンステーションで種牡馬入り。初年度は215頭に種付けし、147頭が血統登録されている。
立て続けの勝利に同SS事務局の徳武英介氏は「初産駒には注目が集まっていたので、まずはホッとしました。悲壮感なく楽しそうに走る姿は父に似ていますね。2頭ともまだ余裕のある勝ちっぷりでしたのでこれからが楽しみです。デビューを控えた産駒もたくさんいるので、父と同じような道を歩む馬が出てきてくれたら良いですね」と声を弾ませていた。
“ディープ二世”は早くからマスコミの注目の的。初産駒誕生時には生産牧場に取材陣が殺到し、初産駒が登場したセリ市場、産地馬体検査でも同馬の産駒に視線が集まった。期待に違わぬ滑り出しが今後のマーケットに好影響を及ぼすのは必至。7月12、13日に開催されるJRHA日本競走馬協会主催の「セレクトセール2010」でも人気が集まりそうだ。

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