ニュース

海外 その他

豪州一流ジョッキーに黒い疑惑

2010年06月26日 17時59分

豪州のトップジョッキーであるダニエル・ニコリッチ騎手に八百長疑惑がかけられ、公聴会が6/21~23の3日間、行われた。ニコリッチ騎手は身の潔白を主張している。裁定は6/29に下る予定。事の発端はニコリッチ騎手が今年1月、ジョッキーズルームで許可を取らずに携帯電話を使用したこと。その後の調査により、通話相手が知人で元ブックメーカーのネヴィル・クレメンツ氏であったことが判明。同氏は負ける馬に賭けることができる“ベッティングイクスチェンジ”で大きな利益を上げており、その中に人気馬に騎乗したニコリッチ騎手が敗れたレース(※)が含まれていたことから、嫌疑がかけられた。ニコリッチ騎手は許可なく携帯電話を使用し、クレメンツ氏と通話したことは認めたが、敗退行為については完全否定している。ニコリッチ騎手は今年2月にG1オークレイプレートをスタースパングルドバナーで制すなど、G1通算36勝。
(※)公聴会ではクレメンツ氏が09年1月~10年2月までにニコリッチ騎手の騎乗馬に賭ける金額が突出していたことを指摘。今年1/3のサンシャインコースト競馬場ではニコリッチ騎手の騎乗した1番人気ベビーブームが4着に敗退し、クレメンツ氏はこのレースで5万豪ドル(約430万円)以上の収益をあげていた。

ニュース一覧

  • 全て
  • 中央
  • 地方
  • 海外
 

上へ