エプソムC(G3)では、過去26回中、重賞未勝利馬が半分以上の17勝を挙げている。昨年の3着馬キャプテンベガ(牡7歳、栗東・松田博厩舎)は通算37戦目、重賞には12度目の挑戦となるが、果たして悲願の重賞初制覇を飾ることができるかどうか。なお、同馬の兄のアドマイヤベガ、アドマイヤボス、アドマイヤドンは、3頭ともJRAの重賞を制しており、Vならダンシングキイ産駒(エアダブリン、ダンスパートナー、ダンスインザダーク、ダンスインザムード)以来となる“JRA重賞4兄弟制覇”となる。また、キャプテンベガに騎乗予定の後藤浩輝騎手は、06年トップガンジョー以来4年ぶりの勝利を目指す。同騎手は、今年のダービー卿CT(G3)で通算37戦目となるショウワモダン(牡6歳)を重賞初Vに導き、先週の安田記念ではG1ウイナーへと導いた。果たして、“古豪”キャプテンベガにも重賞Vの栄光をもたらすことができるかどうか。