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「ひだかトレーニングセール」開催、2億円を売り上げる

2010年06月10日 15時54分

ひだか東農協主催の2歳調教馬セール「ひだかトレーニングセール2010」が6月8日、浦河町のJRA日高育成牧場調教場を舞台に開催された。66頭が上場されたセールでは30頭を売却。売却総額は前年比1249.5万円アップの2億664万円、売却率は同9.26ポイントダウンの45.45%、平均価格は同19万3345円アップの688万8000円だった。
同セールは今年最後の2歳トレーニングセール。当日は晴天に恵まれ、会場は多くのバイヤーで賑わった。セリ開始前に谷川利昭JAひだか東組合長は「セリまで十分な日数があったので、馬にダメージを与えることなく仕上がった。残り物には福があると言います。活発なセリを期待しています」と挨拶。多くの購買を呼び掛けた。
最高価格となったのは、ドバイデスティネイション産駒のバヒラー2008(牡2歳、販売申込者/浦河町・(有)武田ステーブル)で2730万円。100万円単位で競り上がる争奪戦の末、新冠町の(有)ビッグレッドファームが落札した。また、牝馬では、皐月賞2着馬ヒルノダムールの半妹にあたるシェアエレガンスの2008(父ネオユニヴァース)が1312万5000円で最高だった。
セール後、谷川組合長は「セリとしてある程度の体裁を保ったので、100点満点で60点」と一定の評価をしながらも、「100名を超える購買者登録があったので期待したのですが、お客のニーズと品揃えが合わなかった。もっと見所のある馬を揃えなければ」と今後の課題を口にしていた。

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