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ショウワモダンが安田記念優勝、父仔3代G1制覇

2010年06月10日 15時54分

6月6日にJRA東京競馬場において行われたG1安田記念でショウワモダン(牡6歳、美浦・杉浦宏昭厩舎、父エアジハード)が優勝し、本馬は祖父サクラユタカオー、父エアジハードに続き、父仔3代G1制覇の偉業を達成した。
祖父サクラユタカオーは1986年の秋の天皇賞馬で、父エアジハードは99年の安田記念優勝馬。父仔3代G1制覇の偉業はJRA史上5組目(牝馬を除く)となった。祖父サクラユタカオーにとっては、サクラバクシンオー(93年スプリンターズS)~ショウナンカンプ(2002年高松宮記念)で達成して以来2度目の快挙。安田記念の父仔2代制覇は84年にグレード制が導入されて以降、85年のニホンピロウイナー~92、93年のヤマニンゼファーに続き2組目となった。
初のG1ウイナーを送り出したエアジハードは安田記念のほか、G1マイルチャンピオンシップも制した99年のJRA最優秀短距離馬&最優秀父内国産馬。現役引退後の00年に社台スタリオンステーションで種牡馬入り。レックススタッドを経て、現在は日高町のブリーダーズスタリオンステーションに繋養されている。80年代に隆盛を誇った大種牡馬テスコボーイの血脈を継承。卓越したスピードを産駒に伝える中堅種牡馬として活躍している。
父仔3代G1制覇、父仔2代安田記念制覇を成し遂げた孝行息子に、同SSでは「古馬になって充実してきたのは父の現役時代とダブりますね。秋のマイルチャンピオンシップでも父仔制覇を期待したいです」と声を弾ませていた。
なお、祖父のサクラユタカオー(セン28歳、父テスコボーイ)は00年に種牡馬を引退。現在は新ひだか町のライディングヒルズ静内で余生を送っている。

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