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「九州トレーニングセール」は1歳市場と同時開催に

2010年05月13日 15時07分

鹿児島県軽種馬協会は5月10日、宮崎県を中心に発生している口蹄疫の影響で開催を中止した「九州トレーニングセール/サラブレッド2歳」を、6月1日に鹿児島県のJBBA日本軽種馬協会九州種馬場で開催する「九州1歳市場」と同時開催することを発表した。
口蹄疫は牛などの偶蹄類が感染する伝染病。国内では宮崎県で10年ぶりの発生が確認され、牛や豚が殺処分されている。奇蹄類である馬への直接の影響はないと見られているが、同協会では7日に緊急理事会を開き、トレーニングセールの開催中止を決定。新たな開催日を検討していた。
トレーニングセールには23頭の2歳馬が上場予定。開催場所がJRA宮崎育成牧場からJBBA九州種馬場に変更になったことで、セール当日のタイム計測は行わず、展示会場にてダク(軽い速歩)が披露されることになっている。
また、1歳市場の上場予定馬は33頭。JBBA種牡馬ロドリゴデトリアーノの産駒が14頭、メガスターダム産駒が3頭のほか、サムライハート、シニスターミニスター、オレハマッテルゼの初年度産駒もラインナップされた。
セール当日は、1歳展示が午前10時、2歳騎乗供覧が午前11時、せり開始が午後1時で、1歳馬からセリにかけられる。2歳馬にとってはトレーニングセールが最後の販売機会となるだけに、関係者はセール開催決定に安堵の表情を浮かべている。セールに関する詳細は、鹿児島県軽種馬協会(℡.099-478-3015)まで。

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