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JBBA種牡馬ヨハネスブルグ&ストラヴィンスキーが海外G1ダブル制覇

2010年04月22日 16時59分

新ひだか町のJBBA日本軽種馬協会静内種馬場に繋養されている種牡馬、ヨハネスブルグ(牡11歳、父ヘネシー)と、ストラヴィンスキー(牡14歳、父ヌレエフ)の産駒がそれぞれ、4月17日に行われた海外G1レースに優勝する快挙を成し遂げた。
ヨハネスブルグ産駒は豪州で凱歌を上げた。17日にランドウィック競馬場で行われた豪州牝馬クラシックのG1AJCオーストラリアンオークス(芝2400m)で、ワンスワーワイルド(牝3歳)が優勝。2着に3馬身半の差を付け、G1初制覇を成し遂げた。
ヨハネスブルグは、2歳デビューから無傷の7連勝で愛G1フィーニクスS、仏G1モルニ賞、英G1ミドルパークS、米G1BCジュベナイルと、欧米のG1を制した米・全欧最優秀2歳牡馬。現役引退後の2003年に米国・豪州で種牡馬入りすると、初年度産駒からスキャットダディ(米G1フロリダダービー)、サージュブール(仏G1イスパーン賞)、ターフフォンテン(豪G1MRCサールパートクラークS)とG1ウイナーを輩出し、一躍人気種牡馬となった。これまでデビューした5世代で20頭の重賞勝ち馬を輩出。今シーズンが本邦初供用となる。
一方のストラヴィンスキー産駒は、新国で伝統のマイルG1ARCイースターH(芝1600m)を制した。吉報をもたらしたのはタイムキーパー(牡3歳)。2着にも同じ父を持つノヴェンバーレインが入り、ストラヴィンスキー産駒のワンツー・フィニッシュとなった。
現役時代にG1ジュライC、G1ナンソープSを制し、全欧チャンピオンスプリンターに輝いたストラヴィンスキーは、00年に米国・新国で種牡馬入り。すでに南北両半球で8頭のG1ウイナーを送り出す、世界的名種牡馬として活躍している。日本では06年から供用を開始。現3歳が本邦初産駒となる。
海外での同日G1制覇の偉業に同種馬場の中西信吾場長は「ヨハネスブルグはダートだけでなく、芝のクラシックディスタンスで強さを証明してくれたことを嬉しく思います。ストラヴィンスキーは古馬相手の勝利。しかもワンツーですから喜びもひとしおです。国内では、バゴ産駒のオウケンサクラ(G3フラワーC)、チーフベアハート産駒のマイネルキッツ(G2日経賞)、オペラハウス産駒のテイエムアンコール(G2大阪杯)で3週連続重賞制覇しましたしね」と喜びいっぱい。国内外での産駒の活躍に声を弾ませていた。

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