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皐月賞アラカルト

2010年04月18日 18時31分

1着ヴィクトワールピサ 岩田騎手
2着ヒルノダムール 藤田騎手
3着エイシンフラッシュ 内田博騎手
■重賞勝ち馬9頭
昨年と同じくJRA重賞ウイナー9頭が出走し、ハイレベルな戦いが繰り広げられた。
①ヴィクトワールピサ
1番人気ヴィクトワールピサが、人気に応えてクラシック初戦の皐月賞を制覇。JRA通算成績を6戦5勝とした。ラジオNIKKEI杯2歳S・弥生賞に続き、重賞3連勝。
なお、ラジオNIKKEI杯2歳S→弥生賞→皐月賞をすべて勝った馬は、2001年の皐月賞馬アグネスタキオンのみ。
【弥生賞勝ち馬の皐月賞制覇】
弥生賞優勝馬の皐月賞制覇は、05年のディープインパクト以来で、通算では11頭目。その中には、のちに三冠馬となるミスターシービー(83年)、シンボリルドルフ(84年)、ディープインパクト(05年)などがいる。
【1番人気馬】
ヴィクトワールピサの単勝支持率は34.6%。皐月賞において1番人気馬は、05年のディープインパクト以来勝っておらず、5年ぶりの勝利となった。
【5連勝】
ヴィクトワールピサは新馬戦で2着に敗れて以来、2戦目以降勝ち星を重ねており、今回の皐月賞制覇で5連勝。皐月賞で5連勝目を挙げた馬には、92年のミホノブルボンや、94年のナリタブライアンがいる。なお、皐月賞時点での最多連勝記録は、54年の優勝馬ダイナナホウシュウの11連勝。
②岩田騎手
09年にアンライバルドで本競走を勝っており、連覇達成。JRA・G1制覇は通算9度目で、JRA重賞は通算33勝目。騎手の皐月賞連覇は史上4人目、現役では2人目。
【乗り替わり・初騎乗での勝利】
同馬にはデビュー戦から前走の弥生賞まで武豊騎手が騎乗していたが、落馬負傷で皐月賞での騎乗ができなくなり、岩田騎手が騎乗することに。乗り替わりによる初騎乗での皐月賞勝利は、07年の田中勝春騎手(勝馬:ヴィクトリー)以来。
③角居師
昨年に続く2度目の皐月賞挑戦で初勝利。本年のJRA重賞勝利は、同馬による弥生賞に続き3勝目で、通算34勝目。JRA・G1勝利は09年のジャパンC(ウオッカ)以来で、通算16勝目。
また角居師は史上10人目、現役3人目の牡馬三冠完全制覇を達成した。
④ネオユニヴァース産駒
皐月賞制覇は09年のアンライバルドに続き2度目で、連覇達成。
ネオユニヴァース産駒のJRA重賞勝利は10勝目で、G1は3勝目。
【同一種牡馬産駒の皐月賞連覇】
サンデーサイレンス産駒が過去に3度達成しており、それ以前では1949年・50年のプリメロまで遡ることになる。
(*GにはJpnを含む)

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