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「装蹄競技大会」開催、8名の装蹄師が腕を競う

2010年04月15日 15時44分

浦河町のJRA日高育成総合施設軽種馬装蹄所で4月8日、北海道日高装蹄師会主催の「第16回装蹄競技大会」が開催され、8名の装蹄師が日頃の知識や技術を競った。
同大会は1995年から行われているもの。馬産地で活躍する装蹄師のレベルアップを図る目的と、10月に栃木県で開催される全国大会の予選も兼ねている。今年は同装蹄師会に所属する22歳から37歳までの8名の装蹄師が参加。審査員や会員、軽種馬関係者など約100名が詰め掛けた会場は、選手の汗と燃えるコークスの炎で熱気に包まれた。
競技は、判断用馬の蹄や脚の状態から装蹄方法を記入する「装蹄判断」、競技用馬の装蹄用の造鉄前後各1個を作製し、装蹄を行う「装蹄」、3分6の鉄の棒(鉄かん)から前後各1個の蹄鉄を作製する「単独造鉄(新標準蹄鉄07)」の3つ。各選手は制限時間内で課題をこなそうと、ハンマーで蹄鉄を整形するなど自らの技術を駆使し懸命に取り組んだ。
日本装蹄師会装蹄教育センターの小野悦三センター長らによる厳正な審査の結果、浦河町の豊巻亮装蹄師が初優勝。準優勝、3位、4位の入賞者4名が、全国大会への切符を手にした。
表彰式で同装蹄師会の武田英二会長は「近年、馬産地は育成技術が進み、装蹄師に求められる要求も高くなっています。大会で培った技術が身になり、日々の仕事に役立つはず」と挨拶。選手の健闘を称えていた。

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