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2歳馬の能検がスタート、ホッカイドウ競馬

2010年03月25日 16時08分

馬産地・日高に春を告げる、ホッカイドウ競馬の「競走能力・発走調教検査」(能検)が3月18日、日高町の門別競馬場でスタートした。
能検は競走馬のレベルを一定に保つために行われる模擬レース。ゲート内での駐立や発走状態、800mを基準タイムの58秒以内で走破できるかを検査する。全国に先駆けて行われる同競馬の能検は、今年の2歳馬の動向を占う、春の風物詩として知られている。
今年は例年より1週ほど早いスタートとなったが、20頭の2歳馬が受検。全馬が検査をクリアし、競走馬としての第一歩を踏み出した。
一番時計をマークしたのは、ブラックホーク産駒のハルミチ(牡2歳、角川秀樹厩舎)。軽快なフットワークで50秒8のタイムでゴールを駆け抜け、順調な仕上がり具合を披露した。また、この日は2歳新種牡馬スズカマンボの産駒も初登場。周囲の注目を集めた。
スタンドには生産者や馬主、育成場の関係者などが来場。「無事デビューできればいいね」と愛馬にエールを送っていた。また、今年からは一般にも能検の見学を開放。約20名のファンが出馬表を手に若駒の走りを見守っていた。
同競馬場には3月23日現在、534頭の2歳馬が在厩。今冬は厳寒だったものの、ウッドチップコースの新設、徹底した馬場管理の効果で完全な馬場閉鎖が1日もなかったことから、全体的に調教は進んでいるという。
今年の同競馬は4月28日に門別競馬場で開幕。11月18日まで、すべてナイターで15開催80日間行われる。

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