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「HBA総代会」開催、事業計画決まる

2010年03月25日 16時08分

HBA日高軽種馬農協の「第39回総代会」が3月19日、新ひだか町の新ひだか町公民館・コミュニティセンターで開催された。総代会には荒木正博HBA組合長ら理事、来賓、様似から平取まで8地区の総代、組合員など約200名が出席。平成21年度の事業報告、22年度の事業・収支計画など、上程された11議案すべてが原案通り承認された。
会の冒頭で荒木組合長は「株価の低迷に加え円高の進行により、景気回復感に乏しい一年だった」と挨拶。20年度から懸案になっている主取り手数料導入については、「生産者にとって馬が売れることが一番。売却額、売却率の向上を目指し、慎重に協議を重ねてきた。今後も意識改革、補助金に頼らぬ自立が急務」と前年に続き総代会への提案は見送ったが、継続審議とした。また、来賓の水野豊香JRA馬事部生産育成対策担当理事は「市場振興、人材育成など生産育成界の支援を行っていく」と激励。苦難の時代を一緒に乗り越えようと呼び掛けた。
新年度の事業方針は、市場振興、組合員の経営改善並びに組合組織の強化、関係機関との連携強化。また、様々な経費節減、経営の合理化を進める。
北海道市場は4開催12日間を予定。トレーニングセールは5月24日が前日下見で、25日にセリを開催する。当歳市場はオータムセール当歳を廃止し、セレクションセール当歳に集約。また、オータムセールは前後半の2部制とし、前半は新規申込馬とセレクションセールからの再上場馬、後半はサマーセールからの再上場馬とした。
また、アドマイヤボス、キッケンクリス、ダイタクヤマトを擁する門別種馬場は今シーズンをもって閉鎖。1961年のHBA創設以来、テスコボーイ、トウショウボーイ、エルシドなどの名種牡馬を生み、日本馬のレベルアップに貢献してきた種馬事業から撤退することを決めた。ほか、老朽化した浦河診療所の改築を決定。市場事業振興を目的に1億円の積立を目標とする市場振興積立金も設定した。
任期満了に伴う役員改選では、17名の理事、2名の監事を選任。新たに選ばれた6人の役員は「力を合わせて頑張っていく」と決意を述べた。なお、総代会後に役員会が行われ、新組合長には荒木前組合長が再任。3期目の指揮を執ることが決まった。

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